虹のホール稲里にて(お預かり火葬)
春の嵐が吹き荒れた4月25日、K様の愛犬Rちゃんのお別れの日でした。K様はお一人暮らしで、Rちゃんは大切な相棒でした。柴犬のRちゃんは15歳の女の子、だんだん体が弱っていきK様の手厚い介護を受けて最後は静かに息を引き取ったそう。ご自宅にお伺いし、Rちゃんのおからだをきれいにしてお別れのお花を手向けお焼香をしていただきました。
「寂しいもんだなあ」とぽつりK様。赤い首輪をしたRちゃんは少し痩せてしまったけれど、ふさふさの尻尾とピンと立った耳が元気だったころを思い出させてくれました。旅立ちの際、外までお見送りをしてくださったK様。Rちゃんを乗せた車が、角を曲がるまで名残惜しそうに見送ってくださいました。すっかり日が暮れて暗くなったその日の夕方、K様に小さくなってしまったRちゃんのお骨箱と形見の首輪をお渡ししました。大事そうに抱き抱え、何度もお礼をおっしゃってくださったK様のご健康をお祈りし、帰路につきました。