まめじまにて
青空に満開のしだれ桜が映える美しい日、F様ご夫妻の愛犬14歳のポメラニアン、Mちゃんが旅立ちました。長年寄り添ってきた小さな家族を失い、ご夫妻の心には ぽっかり穴が開いたような寂しさが広がっていることでしょう。
最後はF様の腕に抱かれ、ピンクのリードを添えていただきました。淡い色彩のカーネーション、ガーベラに囲まれたMちゃんはまるで眠っているよう。
茶色のふわふわの毛並みを整えながら奥様は「Mちゃん、お別れだよ。ありがとね...。」とつぶやいて、その瞳は涙で濡れていました。Mちゃんが遺してくれた愛情と温もりは、色あせることなく、これからもご夫妻の心の中で 優しい光となって輝き続けることでしょう。Mちゃん、どうか安らかに、と心の中で手を合わせました